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みじかくも美しく燃え・・・・・・・・・ない。

 「みじかくも美しく燃え」という映画を見ました。
 図書館でたまたま見かけて借りたんですが、パッケージを見てはっ!としました。
 これは「トラッシュバスケットシアター」のあの映画だ!
 トラッシュバスケットシアターというのは映画監督の岩井俊二さんが書いた映画に関するコラムなんですが、その中にタイトルがわからないんだけど子供の頃に見て記憶に残っている映画。
 という、物の一つとして「サーカスの綱渡りの少女が綱渡りしている最中に恋人にうたれて死んでしまう(かなり大雑把に書いていますよ)」という内容だったと書かれていて。
 自分は、その本に載っている岩井さんの描かれた絵が印象的だったので、よく覚えていました。
 その絵そっくりのシーンがパッケージの裏に載っているじゃないですか。
 きっとこれは「あの映画」に違いない!
 そう思って、さて実際に見てみると・・・・・・・・・
 綺麗な映像だなあ、ひたすら主人公二人がイチャイチャしている、女優さんが可愛い。
 あれ?もう綱渡りし始めたぞ?
 そうか、これはきっとラストシーンの伏線なんだな、そうに違いない。
 なんだか落ちぶれはじめたなあ、あと主人公が髭剃った
 そろそろ終わりそうな時間だけど・・・・・・・・・(ラストシーン)え!これで終わり!?
 結論。映画のラストシーンは「トラッシュバスケットシアター」に載っているラストシーンとはぜんぜん違いました。
 見た感じ、映画の最初と最後をとりまとめた内容が近いと思います。
 あと岩井俊二さんの「PICNIC」に似てますね。
 これは、たぶん岩井さんが見た映画の内容をうろ覚えのまま自分の好きな形に再編集した形で記憶して、そのイメージを自分の映画として再現した、ということなのかな?
 それだけで映画一本作ってしまうのは凄いことですね。
 それに結果として本物とは違うけれど、岩井さんの記憶に残っている映画は美しいエンディングだったと思います。
 今年は岩井さんの新作が公開されるらしいので楽しみだなあ。



 さて、所でいま違う岩井さんの本を読んでいます。
 読んでいるのは岩井俊雄さんの「アイデアはどこからやってくるの?」という本です。
 岩井俊雄さんという人をよく知らない人は、ジブリ美術館のトトロピョンピョンの製作に関わっている方だと考えて貰えればわかりやすいかもしれません。
 それも分からないという人はちょっとなつかしい話ですが「ウゴウゴルーガ」のデザインをしていた人、ということで通じるでしょうか?
 こちらの岩井さん、前出したトトロピョンピョンのように一風変わったアニメ装置をたくさん作られている方です、興味があれば調べてみて下さい。
 その他、今では絵本にも関わっていて、自分は最近絵本を好んでよく読んでいるのですが、そのきっかけとなったものの一つが岩井さんの描かれた「100かいだてのいえ」「ちか100かいだてのいえ」のビッグブックなんです。
 ビックブック!とはなにか?文字通り、大きい本です。
 自分も実際観るまで趨らなかったんですが、いま絵本の中にはビックブックというとても巨大な絵本のシリーズがあります。
 amazonなどで検索してみて下さい。それぞれの本の大きさが書いてあるはずなので、どれくらいの大きさか想像してみて下さい、出来ないという人は一度図書館などに行って実物を体験してみると楽しいと思います。
 そんなビックブックを自分が初めて体験したのは、ふらりと立ち寄った東京の吉祥寺図書館でした。
 その一角にひときわ大きな本ばかりが並ぶ、巨人の本棚みたいなものがあって、気になって見てみて驚きました。
 これデカイ本だ!
 まあ、当たり前ですが。
 しかし、初めて見るその大きな本は驚きの対象でした。
 今の世の中には、こんなに大きな本があるのですね、ヘルムート・ニュートンもびっくりだ。
 その中でひときわ目を引く長い本、それが岩井さんの絵本。

 「100かいだてのいえ」「ちか100かいだてのいえ」です。

 その長さは、全長117cm。
 本としては圧巻の長さです。
 本の内容は招待状をもらった少年が、100階建ての家を段々と登って行くという内容(地下100階建ての場合どんどん地下へと降りていく)。
 目開きのページが10分割された、家の中の分断図になっていて、本を読んでいる人の視線もどんどん下から上へ上へと上がっていくわけです。
 これが子供の視点だったりすると、自分の身長よりも高いわけですからそれこそ見上げるような高さを体感できるんだろうな、と思うと羨ましい限りです。
 本を床に置いたとしても、這いつくばるように絵の上をよじ登っていくような楽しみ方もできる、そんないろいろな体験をできる面白い本だと思います。
 この本の面白さは大きいということだけでなく、ページをめくるという行動を通して目の前の景色が変化していく、どんどんと高いところへ登って行くという仮想体験できる所です。
 絵本をめくることで変化する、変化させることを体験する。
 絵本にはなにか、単純で体感的な面白さがあるなあ。
 そんなことを考えている内に、だんだんと絵本を読むのが面白くなっていき、今に至るというわけです。
 興味を持った方がいたら一度この大きな長い本を手にとって、高い高い100階建ての家を見上げてみて下さい。
  
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by Yakeishi-ni-Mizu | 2012-06-25 23:49

クール・ワールド

 クール・ワールドは映像全体にチープさもあり、好き嫌いの分かれる作品だと思う。
 自分も一本丸々通してみて、面白かったかというと首をひねってしまうところもある。
 ただ、この映画に出てくる実写とアニメの使い方には見るべきところが多いと思う、自分が特に好きなのはこの世界、「クール・ワールド」の中で初めてブラッド・ピット演じるフランク・ハリスが登場するシーンだ。
 フランク・ハリスは現実の世界から、クール・ワールド世界の実験に巻き込まれて迷い込んでしまった唯一の人間で、現在はクール・ワールドの秩序を守る役割を担っている。
 
 フランク・ハリスの登場シーンはこうだ。

 1.遠くの方からフランク・ハリスの車が走ってくるのが見える。
 2.車が止まり、中からフランク・ハリスが出てくる、カメラは車全体からフランク・ハリスの顔のアップになり、横に歩いて画面外に消えていくフランク・ハリス。
 3.車の側面から玄関に歩いていくフランク・ハリスの後ろ姿から追いかける。
 4.車にいたずらをしようとするクール・ワールドの住人を注意するフランク・ハリス。
 5.逃げる住人、フランク・ハリスは玄関の中に入っていく。

 数字はカット割りの回数です、内容としては普通ですね。
 ただ画面で見ると複数の技術的表現が連続していて、面白いことになっています。

 1.絵の具で描かれた背景にセル画のキャラクター。
d0224617_1131414.jpg


 2.車が動いている瞬間はセル描きの動画
 
d0224617_1143872.jpg

 車が止まった瞬間に、実写の車になる
d0224617_1155716.jpg

 カメラが移動して実写のフランク・ハリスが出てくる
d0224617_11635100.jpg

 
 3.車の側面を歩いて行くフランク・ハリスを追いかけるカメラ
d0224617_1172429.jpg

 カキワリで描かれている車の側面を回りこんでいくフランク・ハリスとカメラ
d0224617_1183656.jpg


 4.斜め上からのパースのかかったカキワリの車
d0224617_1195379.jpg


 映像としてみると、このシーンは走ってくるアニメーションの車が実写になる笑いどころ以外は意外と自然に見れてしまう映像ならではのマジックがうまく作用しているシーンなのですが、意識的にカットごとに分解してみると、それぞれのカットが違う技術を使って構成されているのが分かると思います。
 こうした表現がところどころに散りばめらているところがこの作品の面白いところだと思います。
 それは、アニメ実写に対する比喩的な表現やユーモアであったりするのですが、そこには創作者の何らかの主張が込められていると自分は感じました。
 少なくともこの一連のシーンを見る限り、この監督は意識的に技術を使い分けている人なのだと思います。
 アニメであること、実写であること、そして映像であること。
 この作品は、そうした当たり前になっている感覚に首をひねらせてくれる、そういう面白さを持っている作品でした。




 追伸。
 パソコンが直りました、いやなおったというか何もしてないけど普通に動きました。
 なので、またいつ同じ状態になるやも・・・・・・・・・
 
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by Yakeishi-ni-Mizu | 2012-06-18 01:47

パソコンの調子が悪い

パソコンの調子が悪いです。
最近沢山絵本を読んでいるので、ここで紹介したかったんですけどね。
面白い絵本が沢山ありますね、未知な分野なのでいまが一番楽しく見れてるのかもしれない。
しかし、パソコンくんがうんともすんとも言わないのです、困ったやつですね。
地デジになってからテレビも録画したアニメしか見ないし、最近はSNSとかも全部やめてしまったので情報が絞られていくなーと思ったのですが、実際はそうでもなく、逆にどうも視野が狭くなっていたなあとと感じています。
これも初心に帰る良い機会だと思うので、暫くはアナログに生きて行くのも良いかな。
絵も上手くなりたいですね、あと読んだ事ない本読んだり。
外にも出かけないとかなあ~?


追伸。
かつやに置いてあるお漬け物が美味しいですね、あれのために食べにいってしまう。
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by Yakeishi-ni-Mizu | 2012-06-13 00:19

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