映画館で見た、カリオストロの城。

 ドリパスの企画でカリオストロの城を映画館で見た、子供の頃から何度も見ている映画だけど、映画館で見るのは初めて。
 映画館の大きなスクリーンで見るとやはり印象が違う、冒頭の過チェイスはすごい迫力。
 最初から最後まで通してちゃんと見るのは久々なような気もするけど、面白かった、かなり面白かった。
 見なおしてみると、ルパンが城の侵入に成功して、地下に落とされる所までは作画で盛り上げるという感じだけど、そこから先は少し落ち着いているように見えた。
 と言ってもそれが粗として気になることはない。前半に伏線だったんだろうなと思われるセリフ(五右衛門が登場する所で戦車が必要だから銭形を呼んだとか)が少し残っているのでもっと色々作画で盛り上げる予定だったんだろうなとは思うんだけど。
 カリオストロの城はかなりの短期間で作られたことで有名だけど、完成した今となってはやっぱりこれがベストなんじゃないかなと思ってしまう。
 前半はかなり作画演出的に凝っていて、1カット1カット◯◯が何をしましたという状況説明以上の事を登場人物がしている。
 着地するとちょっと滑って転けそうになるとか、キャッチしたハンマーが自分がおもったより重かったとか、カーチェイスの所で森のなかを走ると鳥が車の中を通り抜けていくとかスパゲッティを取り合うとかいうカットがあるけど、あんな感じで全体的にアイデアが詰まっていると思う。
 ちょっとした仕草がキャラクターを膨らませる動きになっていて、ホテルに刺客が襲ってくる所でルパンがなにか作業しているんだけど気配を感じて道具を片付けはじめる、その動きが実に「てきぱき」している。
 「てきぱき」としていてプロっぽい、手慣れてそうと動きだけで伝わってくるし、不思議なことに「テキパキ」という擬音まで聞こえてくる気がする。
 擬態語的アニメーションというか、絵で(動きで)聞く音というか、宮崎さんの作っているアニメにはなんとなく、音が聞こえてくる、具体的な音ではなくて、あくまで擬音なんだけど。宮崎さんのマンガなどに描いてあるあの妙な擬音が聞こえてくる感覚がある。
 こういう所が、他のアニメとと違う「動いている以上の何か」、なんだろうと思った。
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by Yakeishi-ni-Mizu | 2014-07-26 17:26

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