昨日、「風立ちぬ」を見た。

 昨日、風立ちぬを見た。
 同じ映画を何回も見るのは久々で四回も見た映画は今までに2本あるかどうかというところ。
 4回目。今回は吉祥寺ヲデオンで見たんだけれど公開からかなり経っているのに満員で、スクリーンに近い前から二番目の席の真ん中当たりで見た。
 この視聴環境がなかなかよくって、視野全面がほどよくスクリーンで埋まり、画面への没入感が高くって満足でした。
 飛行シーンなんかは4回も見ているのに、とても気持ちよく見れて、もしこれを読んでいる人でもう一度見に行こうと考えている人がいたら、スクリーンに近い席をおすすめする。吉祥寺ヲデオンはその点でスクリーン位置が低めなこともあって、ここで見てよかったなと思った。
 映画の感想としては、どうして4回も見たのか、自分でもよくわからない。
 前売り券を買っていたのは理由の一つだけれど、面白くなかったら人に譲ろうと思っていた。
 写し鏡のような作品で、色んなものが投影されている感じはするんだけど、言葉にできる部分が少なくて、語りづらいタイプの作品だと思う。
 何度か感想を書こうと思って書き進めていたんだけれど、自分なりの整合性を取ろうと思って書いていてもどれもちがうように感じた。
 言葉にしづらい理由は幾つかある。映像として技術的にもっときれいに整えることは出来たと思うんだけれど、冷静に見るとびっくりするくらい大胆にカットを割ってたりする。不思議と違和感はなく、現実と夢が混在する複雑な構成も自分にはあまりは違和感はなかった。
 この作品では心の中に描いた理想としての夢と眠っているときに見ている夢が混在しているけど、夢も現実もどちらも生きているから見る。
 そうおもうと大差のないものなのかもしれないなと見ていて思った。
 見る、ということはこの映画の中では強調されているような気がする。
 それは主人公のメガネのことだったり、飛行機の想像だったりするんだけど、大きなものとしては風景だ。
 風景のことを、表情を変えるなんていったりもするけれど、この映画の風景はコロコロと変化して・・・・そうすると、かなり表情の豊かな映画だったのではないかなと思う。
 印象的なのは、雪原で空から飛行機が墜落してくる所で、主人公は機関車に向かって歩いている。
 何度か出てくる機関車は登場人物の衝動的な心を表しているように自分には見えて、だから幼い主人公が風が吹いている中を歩いている姿が機関車に乗っている横顔につながるのを見ると、とても静かな表情だけど、それは熱意に燃えている顔なのかもしれないと思った。
 そんな熱意をもったものにもいつかは終わりが来る。
 この映画が自分にとってどんなものだったか、言葉にするのは難しいんだけれど、始まったものにはいつか終わりが来る、そういうものだったかもしれない。
 始まった夢には終わりがあり。
 出会った人とはわかれがある。
 切ないなと思ったのは、ヒロインが主人公のメガネをとりはずすシーン。
 主人公は眠ってしまうんだけれど、ヒロインはそっと布団をかけてあげて、その体を抱きしめるのがわかる。
 夢を追いかけ続ける人と一緒にいられるのは、その人と一緒に眠っている時だけ。
 そして、その人は夢の中でも、まだ夢を見ているのかもしれない。
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by Yakeishi-ni-Mizu | 2013-09-17 02:25

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