Qを見に行って来ました。

 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」を見に行って来ました。
 序でロケットは発射台に、破で打ち上がり、Qでは成層圏を突破して宇宙にまで上昇して別世界に。
 これからこのロケットは、このまま衛星のように周り続けるのか、ここが頂点で今から落下する瞬間なのか、それとも第二・第三の加速があって外宇宙まで飛んでいくのか?
 上も下もなく、いまからどこに行こうとしているのか分からず、もがいている。
 というのが、ぼくがこの映画を見終わった時の気分。
 これからどうすればいいんだろう?
 Qを見て嬉しかったことは、主人公のシンジ君が歳をとっていたこと。
 エヴァンゲリオンがリアルタイムだった時に同世代の自分はいつのまにか随分年上になってしまったなあと思っていたんですが、それがまた近い年齢になれた事が嬉しかったです。
 同時に、この映画を見終わった時に感じる、呆然とした感じをシンジ君と共有している感覚があって、14年ってあっという間だったなと過ぎ去った時間の膨大さに圧倒されてしまいました。
 14年、この時間が凄くリアルタイムに感じれた事がとてもエキサイティングでした。
 作品外時間が作品内に内包されている感覚、これは今しか味わえない。
 それはTVシリーズからの時間なので、一種の錯覚なんですけど、はっとさせられました。
 と同時に、「トップをねらえ!」の主人公たちが感じていた、時間の齟齬ってこんな感じだったんだなと思い、またはっとさせられました。
 新劇場版には過去の庵野監督の作品の要素が散りばめられていて、序か破でセリフで出ていた「概括」というのはこういうことなのかな、とおもうのですが。
 今回のQだと、エヴァンゲリオンの今までのお話、今書いたトップの時間感覚、それとヴンダーという戦艦(?)が「ふしぎの海のナディア」の音楽が流れて活躍するんですけど、外装が完全じゃない状態なのでよくわからないんだけど、船尾だけナディアの戦艦と同じ形で、一々そこを映して動かすのが面白かったです(笑)
 作画的には今までで一番いい絵だなあと思ったんだけど、もう少し「何か」が欲しい感じ。
 破では、押山清高さんがいい仕事をされていて、すごく好きなんですけど、今回はそれに類する感慨を持てる、「ここだ!」って所がいまいちなかったんですよね。
 でも、それはこの映画が初号機に乘らない碇シンジの物語で、エヴァンゲリオンは乗るか、乗らないかのお話なので、とも思いました。
 画面としては、レイアウトがとても良いなあと思って。
 ネルフ本部での描写がわかりやすいんですけど、背景にハーモニーで描かれている物が多くって、実線のあるものと背景とを描き分けることで、奥行きを上手く出したり、情報量をコントロールしているのがいい感じでした。
 パンフレット(僕が買ったのは1500円の方です)の画像で言うと7pの一番下のカヲル君の横顔、背景の壁のヒビとかがそうです。
 今までも電線とかでこういう処理をしていたんですけど、今回はそれが特にうまくいっていたように見えました。
 こういう線の情報を入れ込むことでアニメのアップに弱い所を補っているのも興味深かったです。
 画面ということで言うと、Qの世界は三色に塗り分けられていて、地上の赤、空の青、合間を漂う白い雲なんですけど。
 それがシンジ、レイ、アスカを象徴する色で、Qの世界全体が三人の心象風景のように見えました。
 ラストは旧劇場版を思わせるようなシーンになっているんですけど、旧劇場版の昼か夜かも分からない真っ黒な空から、青い空に変わって、そこに三人が取り残されていて、それがなんだかとても希望を感じる風景でした・・・・・・・・・ 
[PR]



by Yakeishi-ni-Mizu | 2012-11-25 00:15

Amazon欲しいものリスト http://www.amazon.co.jp/registry/wishlist/336X7D8JLELOE/ref=cm_sw_r_tw_ws_bzHexb1WSRJJA
by Yakeishi-ni-Mizu

カテゴリ

全体

フォロー中のブログ

最新のコメント

メモ帳

最新のトラックバック

ライフログ

検索

ブログパーツ

最新の記事

外部リンク

ファン

ブログジャンル

画像一覧