魔法使いハウルと火の悪魔

 「ハウルの動く城」の原作、「魔法使いハウルと火の悪魔」を読みました。
 映画と原作はかなり違う話なんですが、こちらはこちらで面白いお話でした。
 原作のどういう部分を生かして映画にしたのかとか、映画ではよく分からなかった描写の意味が原作を読むことで理解が出来、こうした部分も原作を持つ作品の魅力の一つだと思います。
 それと、この作品当初は細田守監督での制作が予定されていたわけですが、本を読んでいて空中に城が浮いているビジュアルとか、ちょっと「少女革命ウテナ」っぽいなと思ったりしました。
 読んでいて、一番面白かったのがハウルの生まれた世界の見せ方。
 ネタバレになってしまうのですが、ハウルは本を読んでいる自分と同じ世界から来た人間で、このお話は異世界ものでもあります。
 このあたりの文章がとても面白くて、魔法の世界から来た物語の主人公ソフィーたちには、この世界は逆に魔法に満ちた不思議な世界に見えているように描かれているんですがその描き方が「見たことも無いものを初めて見た人の視点」から描かれていて、面白かったです。
 もちろん、これを書いている作者の方はこちら側の人間なので、すでに知っている物をまるで知らなかった物のような意識で捉えなおしているわけで、こうした文章が書けるのは凄いことだなあと思いました。
 
 他にも原作にはかなりスペクタルな魔法対決があったり、綿密な伏線が多い作品で読んでいて面白かったです。
 恋愛的な部分も映画とは違って、ハウルもソフィーも極度のツンデレでラストのハウルの告白はぐっとくるものがありました。
 ここの描写も面白かったです、二人が自分たち意外なにも見えていないということが少しひねった文章で表現されていて。
 面白い小説だったので、気になった方は読んでみてください。
 さて、次は何を読もうかな?
 
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by Yakeishi-ni-Mizu | 2012-03-20 23:16

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